先日リリースしたExploratory v10のテーマは「シグナル & ノイズ」なのですが、まさにこのデータの中にあるばらつきというノイズの中から、シグナルを見つけ出すための道具であるXmRチャートが簡単に作れるようになりました。
このチャートは、実は90年以上も前に提唱されたもので、デミング賞で有名なエドワード・デミング氏によって広く世界に普及するものとなりました。日本では管理図、英語ではControl Chart、Process Behavior Chartなどと呼ばれてきたものです。
これだけ歴史の長いチャートですが、残念ながら現在は製造業、特に生産管理の分野以外ではあまり聞くことがありません。ところが実はこのXmRチャートはありとあらゆる分野で使えるもので、例えばAmazonなどでは様々な事業や部門で使っていたりもします。
データを元にビジネスやオペレーションを改善していくためには欠かせないこのXmRチャートを少しでも多くの人に知ってもらいたいと思い、今回セミナーという形でその使い方、さらにその思想的背景を含め紹介いたしました。