2026/5/13にExploratory デスクトップ v15.0をリリースしました!![]()
今回のリリースでは、データ加工の流れを可視化する「ステップ・ダイアグラム」、AIがエラーを診断し解決策を提案する「AI 自動修正」、すべてのチャート・アナリティクスでの「AI サマリ」のサポートなど様々な新機能が追加されました。
また、Exploratoryの起動速度が大幅に向上しました。特に多くのプロジェクトを所有している場合に、その違いを実感いただけます。
v15の新機能については以下のセミナーの録画をご覧ください。
ぜひバージョンをアップグレードの上、ご使用ください!
新機能 / 機能強化
全般
- Apple Silicon搭載MacにExploratoryをインストールする際、事前にRosettaをインストールする必要がなくなりました。
- Exploratoryの起動速度が大幅に向上しました。特に多くのプロジェクトを所有している場合に、その違いを実感いただけます。
- 基盤となるRのバージョンを4.5にアップグレードしました。
サマリービュー
- サマリービューに「外れ値モード」機能を追加しました。上部の「外れ値」ボタンをクリックし、分析したい変数(列)を選択すると、その変数の外れ値が他のすべての変数とどのように関連しているかが、ハイライトされたチャートと要約統計量で表されます。これにより、通常の範囲から外れたデータを迅速に特定し、分析することが可能になります。
- サマリービューのチャート(ヒストグラム / バーチャート)から直接、「残す」、「除外する」、「詳細を表示」を実行できるようになりました。バーをクリックすることで、サマリービュー・レベルの行フィルタを作成したり、選択された値に関連する詳細データを確認したりできます。
- サマリービューおよびテーブルビューの行フィルタを、データラングリングのステップ・エリア(右側)にドラッグ&ドロップできるようになりました。これにより、アドホックに作ったビュー・フィルタをデータフレームレベルのフィルタのステップとして簡単に変換でき、チャートやアナリティクス・ビュー間での一貫性を保つことができます。
データラングリング
- 「データラングリング(データ加工)・ステップ・ダイアグラム」機能を追加しました。データ加工のステップ・エリア(右側)上部の「ダイアグラム」ボタンをクリックすると、結合(Join)やマージされたデータフレームを含む、データラングリングの手順を可視化したダイアグラムが表示されます。このダイアグラムは、分岐や結合、無効化されたステップなどの複雑なシナリオにも対応しています。関連したデータ加工のステップ全体を可視化することにより、エラー箇所の特定を含む、複雑なデータパイプラインのデバッグや理解が容易になります。
- 「データラングリング(データ加工)・ステップの自動ドキュメント作成」機能を追加しました。ステップ・ダイアグラムのダイアログ内の「AIでテキストを生成」ボタンをクリックすることで、1) わかりやすいステップ名と説明の自動生成、2) データラングリング・ステップで何が起きているかを要約・解説するドキュメントの自動生成が可能になります。これにより、自分自身(およびデータの共有相手)が、各ステップを一つ一つ見ていくことなく、データがどのように加工されたのかを素早く理解できるようになります。
- 生成されたデータラングリング・ステップに関するドキュメントは「ノート」として保存でき、必要に応じて内容を編集することが可能です。
- 「AI 自動修正」機能を追加しました。データラングリング・ステップでエラーが発生した際、「AI 自動修正」ボタンが表示されます。このボタンをクリックすると、AIが問題を診断して解決策を提案します。提案された解決策を選択すると、内部APIが実行されて問題が修正され、データラングリング・ステップが更新されます。
- 基盤となるRおよびRパッケージのアップグレードにより、特に「表計算」や
case_whenやifelseといった関数の処理におけるパフォーマンスが向上しました。この改善は、「計算を作成」、「表計算」、「条件付き計算」、「条件付きで値を置換」などのステップに関係します。 - AI プロンプト for データラングリング:AIが生成する説明をより簡潔にし、生成速度を向上させるため、「具体的な例」のセクションを削除しました。
チャート
- すべてのチャートタイプに「AI サマリー」機能を追加しました。チャートビューの下で作ったチャートから、AIによるインサイトや解釈を素早く得ることができます。
- データラングリングと同様に、チャートのエラーに対しても「AI 自動修正」機能を追加しました。無効な列名の割り当てエラーやカスタム計算の構文エラーなどの問題を、ガイド付きの自動インターフェースを通じて迅速に解決できます。
- ユーザーが独自のRコードを書いてチャートが作れる「カスタムチャート」機能を追加しました。これにより、標準のUIでは提供されていない特殊なチャートを作成したい上級ユーザーに、無限の柔軟性を提供します。
- チャートフィルタをデータラングリング・ステップのエリア(右側)に直接ドラッグ&ドロップして、基となるデータに適用できるようになりました。この機能により、特定のチャートフィルタを同じデータフレーム内の複数のチャートで共有できるようになります。
- ピボットテーブル / 集計テーブル / テーブル:ドラッグ&ドロップで直感的にテーブルの列幅を変更できるようになりました。
- ピボットテーブル / 集計テーブルにおいて、値、ヘッダー、合計のテキスト配置オプションをサポートしました。
- ピボットテーブル / 集計テーブル:日付列で「年を抽出」オプションを使用する場合、デフォルトで3桁区切りのカンマなしで年を表示するようになりました。これにより、年が「2,025」のような数値形式ではなく、「2025」として正しく表示されるようになります。
- フィルタが存在しない列を参照している場合、チャート上にエラーメッセージが表示されるようになりました。これにより、フィルタ条件が壊れているにも関わらずそれが無視され、有効なチャートであるように見えてしまうという問題を解消します。
- ピボットテーブルおよび集計テーブル:列を「列」に割り当てた際、すべての列幅が一定に保たれるようになりました。これにより、テーブル内にバーを表示している場合などに、バーの長さを見て値の大小をより正確に把握できるようになります。
- 「詳細を表示」ダイアログ:エクスポート・ボタンの下に「データフレームを作成」メニューを追加し、詳細データを素早く新しいデータフレームに変換できるようになりました。
- 「詳細を表示」ダイアログ:検索ボックスを追加し、詳細データから特定のレコードを素早く見つけられるようになりました。
- 「詳細を表示」ダイアログ:列ヘッダーをクリックしてデータをソートできるようになりました。デフォルトの順序は降順に変更され、値がバーで可視化されます。
- 「詳細を表示」ダイアログのサイズ変更が可能になりました。
アナリティクス
- すべてのアナリティクスタイプで「AI サマリ」をサポートしました。各アナリティクスで提示される情報の要約を素早く得ることができます。
- アナリティクスのフィルタをデータラングリングのステップ・エリア(右側)に直接ドラッグ&ドロップして、基となるデータに適用できるようになりました。特定のフィルタを同じデータフレーム内の他のアナリティクスでも簡単に共有できるようになります。
- ランダムフォレストのプロパティダイアログに「分割ごとにサンプリングされる変数の数(mtry)」と「ツリーの最大深度」のパラメータを追加し、デフォルトのツリー数を200に変更しました。
- 相関分析のアナリティクスレポートを更新し、Spearman法における一部の指標名の修正と、仮説検定セクションの指標の説明を改善しました。
- アナリティクス・ビュー下のテーブルにおいて、ドラッグ・アンド・ドロップを使った列幅の調整が可能になりました。
ノート
- ノートエディタのウィンドウを開く際のパフォーマンスを改善しました。
- ノート内のチャートに「ステップ・ダイアグラム」ボタンを追加しました。このボタンをクリックすることで、すべてのデータラングリング・ステップをソースまで遡り、数値やデータがどのように生成されたかを確認できます。これによりデータ生成における透明性が確保され、ノートで閲覧しているデータがどのように加工されたのかを理解しやすくなります。
- AIノートエディタの「分析レポートを作成」に「読者レベル(Audience Level)」ドロップダウンを追加しました。これにより、AIが生成するサマリーの複雑さやトーンを、想定読者の専門レベルに合わせて調整できます。
- AIノートエディタ:AIエディタに入力したカスタムプロンプトと以前に生成された出力が、アプリケーションの再起動後も保持されるようになりました。
- AIノートエディタ:カスタムプロンプトで明示的に指示しない限り、チャートの解釈のテキストを表示しなくなりました。これにより、AIがユーザーの指示に厳密に従い、特定のタスクに対してより適切な出力ができるようになります。
- (動作変更)これまでは、開いているノートを閉じずに別のノートを開こうとすると確認ダイアログが表示されていましたが、このバージョンより、確認なしで現在のノートを自動保存し、新しいノートを開くようになりました。
- ノートエディタに「フローダイアグラム」ウィジェットを追加しました。Mermaid JSを使用しており、Mermaid JSの構文に従ってテキストを入力することで、ノート内にフローダイアグラムを視覚化する図を直接生成できるようになります。
ダッシュボード
- ダッシュボードのウィンドウを開く際のパフォーマンスを改善しました。
- ダッシュボード内のチャートに「ステップダイアグラム」ボタンを追加しました。チャート内の数値やデータが、どのようなデータ加工を経て生成されたかをソースまで遡って確認できます。これにより、ダッシュボードで表示されているデータの系統(リネージ)を容易に把握できます。
データソース
- CSV:自動データ型検知ロジックを改善し、1) 様々な区切り文字(スラッシュ(/)など)や 2) 様々な順序(ymd、mdyなど)の日付形式をサポートしました。
プロジェクト
- トップメニューエリア(左上)に「履歴」と「情報」ボタンを追加しました。これらの機能へのアクセスが容易になります。
- プロジェクト情報ダイアログを開く際のパフォーマンスを改善しました。
- 起動時に、Exploratoryのリポジトリ内にある不要な一時ファイル(一時ファイル、古いログファイル、古いRバージョン)を削除し、ディスク容量を解放するようになりました。
バージョン管理
- コミット(保存)メッセージを改善し、プロジェクト履歴における特定の変更内容をより理解、追跡しやすくしました。
修正された問題
インストール
- Windowsインストーラーにおいて、Exploratoryが実行されていないにもかかわらず実行中であると誤認され、アップグレードやインストールが妨げられる問題を修正しました。
データラングリング
- 「重複行を削除」ダイアログをキャンセルすると、その後のフィルタ操作をブロックする空のステップが残ってしまう問題を修正しました。
- カスタム関数を削除して再作成した後に、計算エディタで列の候補が表示されない問題を修正しました。
- 上流のフィルタ結果が0行の場合にAI関数が失敗し、空のデータセットを適切に処理できずにクラッシュする問題を修正しました。
チャート
- バーチャートの値ラベルの表示位置を「自動」に設定した際、値の配置がずれる問題を修正しました。
- 標準リファレンスに含まれない関数を使用するカスタム計算がブロックされ、'zoo’などの特殊なRパッケージを利用できない問題を修正しました。
- ピボットテーブルにおいて、列数が増えるにつれてグリッド線がずれ、配置が乱れる問題を修正しました。
- データフレームに重複した列名がある場合にピボットテーブルが失敗し、手動で列名を変更するまでチャートを生成できない問題を修正しました。
- ピボットテーブルにおいて、POSIXct型の列の値の時刻「00:00:00」がデフォルトで非表示になり、データの誤認を招く可能性がある問題を修正しました。
- 「基準線」メニューにおいて、設定されていないラインに対して「Undefined」と表示される問題を修正しました。
- チャートの凡例で関連する項目を選択解除しても、チャート上に値ラベルが表示され続ける問題を修正しました。
アナリティクス
- データに無限大が含まれている場合に、K-Meansクラスタリングが判読不能なエラーで失敗する問題を修正しました。
- 単語カウント分析における共起ネットワークチャートのエクスポートメニューが表示されない問題を修正しました。
- Spearman統計量の列が誤って「rho」値としてラベル付けされていた問題を修正しました。
ノート
- 以前開いていたノートのカスタムプロンプトが、AIノートエディタに残ってしまう問題を修正しました。
ダッシュボード
- 書き込み権限やパスの問題に起因するエラーにより、ダッシュボードの生成が失敗する問題を修正しました。
データソース
- データインポートダイアログで明示的に設定したにもかかわらず、データの再インポート時にデータ型の設定が日付型(Date/POSIXct)から文字型(Character)に戻ってしまう問題を修正しました。
- CSVインポートダイアログを再度開いた際に、データ型メニューが表示されない問題を修正しました。
プロジェクト
- アップグレード後に、カスタムRパッケージを含むプロジェクトを開くと画面が白くなる問題を修正しました。
チャットサポート
- デスクトップアプリ内のチャットウィンドウが崩れ、スクロールや新しいメッセージの送信ができなくなる問題を修正しました。