マーケット・バスケット分析で、多くのアイテム間に双方向にルールが発見されることがあります。
例えば、以下のグラフを見てみましょう。
このグラフの中には、以下のように「Aを買う人はBも買っている」というルールと同時に、「Bを買う人はAも買っている」という逆方向のルールも一緒に発見されているケースが以下のようにいくつも見られます。
このこと自体が問題かどうかは場合によると思いますが、確信度の最小値が低すぎるときに、ルールを検出する基準が緩すぎることになり、このような分析結果になる傾向があります。
上の分析では、確信度の最小値を0.1としていましたが、こちらを0.5に引き上げてみます。
すると、以下のような結果になります。
こちらの分析結果では、アイテム間で両方向のルールが残るケースはほぼなくなっていることが見て取れます。
こちらの結果のほうが、関係性がシンプルに表現されていてなんらかの気付きを得やすいということは多いのではないでしょうか。