名前に含まれている「旧字体」を新字体に置き換える方法をご紹介します。
事前準備として旧字体に対応する新字体があるデータをインポートします。
データフレームのプラスボタンから「データ・カタログ」を選択します。
検索ボックスに「旧字体」と検索すると、「旧字体と新字体の一覧」というデータが公開されているので、「インポートボタン」をクリックします。
データカタログのデータのインポートダイアログが表示されるため、「保存」ボタンをクリックします。
データフレーム名に「Kyujitai」と指定して作成します。
もしExploratoryをオフライン状態で使用されている場合は、こちらを開き、データカタログ上からCSV形式でダウンロードしてExploratoryデスクトップにインポートしてください。
旧字体と新字体の一覧のデータフレームがインポートできました。
元々使用していた名前の列があるデータフレームを開き、列ヘッダメニューから「計算を作成」を選択します。
計算エディタには下記を入力します。
chartr(str_c(Kyujitai$旧, collapse = ""), str_c(Kyujitai$新, collapse = ""), Name)
このchartr関数は1つ目の引数である古い文字を2つ目の引数にある新しい文字に置き換えるという関数です。
1つ目と2つ目の引数にはデータフレームの列を参照したいたため、下記のように入力する必要があります。
<dataframe_name>$<column_name>
上記の例ではKyujitaiのデータフレームにある旧という列名を参照したいため、Kyujitai$旧 と入力します。
列を参照する際にstr_cでcollapseを利用することで、列にある値をまとめることができます。
最後の引数には置き換えたい文字がある列名を指定することになり、ここでは「Name」の列を指定しています。
実行すると、旧字体を新字体に置き換えることができているのが確認できます。
