クラスカル・ウォリス検定

母集団の正規性や等分散性の前提を置かずに分析可能なノン・パラメトリック検定のうち、連続変数のグループ間の比較を行うクラスカル・ウォリス検定は、分析効率の点で非常に重宝しています。ところで、「サマリ」に表示される、「影響量(Epsilon Squared)」は、1)具体的に何を意味し、2)分析上どのように有益なのでしょうか。
活用されている方がいらしたらご教示ください。

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Epsilon SquaredはKruskal Wallis検定の効果量で、検定の対象となっている差が、どれほどの大きさかを評価する量となっています。

以下の記事で紹介されている論文では、値の解釈の基準はこのように提案されています。

0.00 < 0.01 - Negligible
0.01 < 0.04 - Weak
0.04 < 0.16 - Moderate
0.16 < 0.36 - Relatively strong
0.36 < 0.64 - Strong
0.64 < 1.00 - Very strong

https://peterstatistics.com/CrashCourse/3-TwoVarUnpair/NomOrd/NomOrd3c.html

ありがとうございます。背景でどういう計算をしているかなどは、参照先の論文にございますでしょうか?

こちらがEpsilon Squaredの大元の論文のようです。こちらで計算式も説明されています。https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC1076656/pdf/pnas01761-0040.pdf

ごめんなさい、続きます。
KW検定で、H統計量とは、何の意味でしょうか?